今さら質問しづらい?自己資本比率とは
1.重要な指標
自己資本比率は、決算書を用いて計算される指標の中で特に重要とされることが多い指標です。今回は自己資本比率について解説します。
2.自己資本比率の計算式
自己資本比率は以下の計算式により計算します。
自己資本比率=純資産÷総資産×100
純資産とは貸借対照表の右下の部分の金額です。具体的には資本金と利益剰余金との合計額となることが多いです。
総資産とは貸借対照表の左側の部分の金額です。具体的には現預金、売掛金、在庫、固定資産などが該当します。
3.自己資本比率を一言で表すと?
自己資本比率を一言で表すと、会社の全財産のうち自分のものが占める割合と言えます。この比率が高いほど、会社の財産の多くは、これまでの利益の積み重ねと返済を求められない株主からの出資によって調達している状態と言えます。
反対にこの比率が低い又はマイナスの場合、会社の財産の多くは、借入を始めとする他者からの債務によって調達している状態と言えます。
4.自己資本比率は何%以上が望ましい
3で触れた通り、自己資本比率は高いほど良い指標ですが、中小企業の場合、まずは30%以上を目標とすべきと言われることが多いです。30%以上となっているのであれば60%以上とすることが次の目標となります。
5.自己資本比率を高める方法
2で触れた通り、自己資本比率の計算式は次の通りです。
自己資本比率=純資産÷総資産×100
比率を高めようとする場合に考えられるのは①純資産を増やす、②総資産を少なくするという2つとなります。
6.純資産を増やす方法
純資産を増やす方法として考えられるのは、資本金を増やすこと、利益を積み重ねることの2つです。利益を積み重ねると、貸借対照表の右下の部分に表示されている利益剰余金の金額が大きくなります。利益剰余金が大きくなり、純資産が増え、自己資本比率が高い状態にある会社は、金融機関を始めとする取引先から見ると安心して取引をすることができる会社と評価されます。
7.総資産を減らす方法
総資産を減らす方法の例としては次の内容が考えられます。
・在庫を減らす
・必要性の乏しい資産や使用していない資産を
有償・無償問わず処分する
8.自己資本比率を答えられますか?
あなたの会社の自己資本比率は何%ですか?と聞かれて即答できますか?即答できないという方は今すぐに計算をしてみましょう。計算した結果、30%を下回っているようでしたら、6、7で解説した自己資本比率を高める方法を実行してみましょう。(三代川)