坂本会計

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2019.3 個人

初めての電子申告体験記

1.いつもは電子申告ですが・・

弊社では、お客さまの法人税や消費税、所得税の申告については、ほぼ全件電子申告を採用しています。

ところが私個人の確定申告は、これまで電子申告ではなく紙の申告書を税務署に郵送する方法で行ってきました。

先日実施した平成30年分の確定申告にて、ついに電子申告に踏み切りました。

 

2.電子申告の手順

電子申告は以下の手順で行います。

①マイナンバーカードの取得

②カードリーダライタの用意

③利用者識別番号、暗証番号の取得

④事前準備セットアップファイルのダウンロード

⑤確定申告書等作成コーナーでの申告書作成、申告

 

3.マイナンバーカード・カードリーダライタ

マイナンバーカードは、郵送、インターネット等を通じて申請します。

申請してから1ヶ月後ぐらいに市区町村から自宅に交付通知書が届きます。

交付通知書が届いたら、交付通知書と身分証明書、マイナンバー通知カードを持って交付場所に行くと、マイナンバーカードを受け取ることができます。

マイナンバーカードを差し込み、パソコンと接続するカードリーダライタは家電量販店等で2,500円前後で購入することができます。

 

4.その後の手続き

マイナンバーカードを差し込んだカードリーダライタをパソコンと接続し、e-taxのホームページを開き、電子申告をするために必要となる16桁の利用者識別番号と暗証番号を取得します。

これらを取得した後は、国税庁『確定申告書等作成コーナー』のページを開き、該当するメニューをクリックすると、事前準備セットアップファイルのダウンロードが完了し、電子申告を行う準備が整います。

弊社にて電子申告を行う際は㈱TKCが開発したシステムを利用しているため、国税庁のホームページから電子申告を行ったのは初めてでしたが、予想していたよりも簡単で、短時間に済ませることができました。

 

5.電子申告のメリット

所得税が還付となる場合、紙で申告をすると申告から還付されるまでは6週間ほどかかりますが、電子申告の場合は3週間ほどで還付されます。

また、紙で提出する場合は源泉徴収票やふるさと納税の証明書を税務署に郵送する必要がありますが、電子申告の場合はこれらの書類を郵送する必要がありません。今まで紙で申告をしていた方、来年からは電子申告を採用してみませんか?(三代川)